阿蘇

2021年11月16日

マゼノ渓谷

マゼノ渓谷 2021-11-14

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No4_R
以前から気になっていた未踏の地、春と秋の年2回しか入山できない秘密の渓谷、マゼノ渓谷へと紅葉を愛でにやって来ました。
噂には聞いていたのですが、なかなかタイミングが合わず、本日、初めてのマゼノ渓谷第一歩となりました。
秘境かなと思っていたのですが、世間では広く知れ渡っていたのでしょうか、沢山の観光客が来訪していてびっくりしました。

マゼノ渓谷20211114No1_R
「マゼノ渓谷」は、九州最大の河川である筑後川の源流に佇む秘境で、通常は入山できませんが、春の新緑が美しいゴールデンウィークと、秋の紅葉の季節のみ一般開放されるのです。

マゼノ渓谷20211114No85_R
紅葉の時期は、いつも上の方ばかりに気を取られているのですが、ふと足元を見ると、ヤマラッキョウ

マゼノ渓谷20211114No8_R
ノコンギク 久しぶりに野の花を見た感じ

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No2_R
苔むした岩々、奥深い渓谷の様相

マゼノ渓谷20211114No56_R
マゼノ滝までの遊歩道には、沢山のリンドウが咲いています

マゼノ渓谷20211114No84_R
久しぶりに、リンドウの宇宙、美しい

マゼノ渓谷20211114No83_R
痛々しい限りですが、アキノキリンソウも咲き残っています

マゼノ渓谷20211114No7_R
驚き桃の木山椒の木、ブリキに狸に洗濯機… ウメバチソウも咲いていた

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No4_R
マゼノ滝

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No1_R
思っていたよりは小さな滝でしたが、それなりの趣き

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No3_R
紅葉と相まって、美しい姿

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No5_R
マゼノ滝上部の紅葉が綺麗そうなので、滝の上へと向かいます

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No7_R
滝壺だけではなく、滝の上も、密とまではいきませんが、多くの人々で賑わっていました

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No9_R
美しい渓流の紅葉

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No8_R
滝壺よりも滝の上の方が綺麗に紅葉しています

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No11_R
筑後川の源流なのだと思うと感慨深い

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No6_R
荒々しい岩肌もなかなか良い

紅葉(マゼノ渓谷20211114)No10_R
渓流の水面に映った紅葉は、たまらんねぇ…

マゼノ渓谷20211114No86_R
マゼノ渓谷駐車場の領収書は、地元の方々の手作りで、木製の物でした。
確定申告の際はこのまま提出するのかな?
領収金額が書いていない…綴りにくい…なんちゃって、誰も出さんだろうね

マゼノ渓谷20211114No88_R
押戸石という案内があったので、帰りにちょっと寄り道、どんなところだろう?

マゼノ渓谷20211114No89_R
綺麗な花と綿毛が一緒に… 面白い

マゼノ渓谷20211114No92_R
マツヨイグサ 枯草の草原に花を見つけると嬉しくなっちゃう

マゼノ渓谷20211114No90_R
ヒメジョオン

マゼノ渓谷20211114No91_R
相当に傷んでいましたが、カワラナデシコが咲いていたのにはびっくり

マゼノ渓谷20211114No94_R
押戸石は、古代人の祈りの場所だったようですね

マゼノ渓谷20211114No95_R
石には磁力があり、磁石の針が乱れてしまうほどで、受付のところで方位磁石を貸し出していました。

マゼノ渓谷20211114No96_R
天気が良ければ、見晴らしは最高で、絶景なんでしょうが、曇り空で今一つだった

マゼノ渓谷20211114No98_R
御本尊的な岩かな? 遠くに見える涌蓋山と形が瓜二つ

マゼノ渓谷20211114No100_R
遅めのランチは、小国で蕎麦を頂きました。
一時間待ちだった… すごい人気だねぇ…


kattenihanakotoba at 17:08|PermalinkComments(0)

2021年05月25日

裏かな? 阿蘇烏帽子岳

裏かな? 阿蘇烏帽子岳 2021-05-23

阿蘇烏帽子岳20210523No1_R
今年の阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマは、今一つだと話には聞いていたのですが、少しぐらいは堪能できるだろうと思い、出掛けてみましたが… 撃沈でした。
今年は、ミヤマキリシマの裏年なのか? 阿蘇火山活動等の影響なのか? とにかく驚くほどにミヤマキリシマが見当たりませんでした。
こんな年もあるんだなぁ…

阿蘇烏帽子岳20210523No5_R
朝早かったので、馬が放牧されていました。なかなかの雰囲気

阿蘇烏帽子岳20210523No6_R
草千里は、ウマノアシガタと馬糞で満ち溢れています。

阿蘇烏帽子岳20210523No16_R
ハルリンドウ

阿蘇烏帽子岳20210523No17_R
ハルリンドウも終盤なのか、例年と比べ数が少ない感じでした。

阿蘇烏帽子岳20210523No20
ミヤマキリシマはあるにはあるのですが、花芽も無くパヤパヤ状態、予想していた以上に悲惨な状態でした。

阿蘇烏帽子岳20210523No21_R
ハイノキ

阿蘇烏帽子岳20210523No22_R
ミヤマキリシマが無いので、代わりの花々をカメラに収めつつ進みます。

阿蘇烏帽子岳20210523No24_R
ガクウツギ

阿蘇烏帽子岳20210523No25_R
稜線に出ましたが、ミヤマキリシマの姿はどこにも見受けられません。

20180520
ほぼ同じ場所から撮った、2018年5月20日の阿蘇烏帽子岳の姿
こんなに綺麗に咲きまくっていたのに、何処に行ってしまったのだろうか、ミヤマキリシマよ…

阿蘇烏帽子岳20210523No33_R
マイヅルソウ

阿蘇烏帽子岳20210523No30_R
マイヅルソウは、以前と変わらぬようで、登山道沿いにひっそりと咲きまくっていました。

阿蘇烏帽子岳20210523No34_R
わずかに咲いていたミヤマキリシマ

阿蘇烏帽子岳20210523No40_R
ちょっとは絵になるかな? 

阿蘇烏帽子岳20210523No41_R
悲しい限りです。もう少しは咲いていると思っていたのですが…

阿蘇烏帽子岳20210523No42_R
阿蘇烏帽子岳 山頂

阿蘇烏帽子岳20210523No44_R
天気は良いので、気分は最高なのですが、どう考えてみても、ミヤマキリシマに関しては、ひどい惨状でした。

阿蘇烏帽子岳20210523No46_R
まあ、こんな年もあるよね… 阿蘇山上広場の方も全滅かなと思いつつも、せっかくなので覗いてみることにしました。

阿蘇烏帽子岳20210523No50_R
阿蘇山上広場周辺のミヤマキリシマは、半分安泰でした。

阿蘇烏帽子岳20210523No56_R
道路の北側は、例年と変わりないぐらいに咲いていましたが、南側は全滅のようです。

阿蘇烏帽子岳20210523No59_R
阿蘇の火山活動の影響で、火山ガスや灰等でやられてしまったのかもしれません。風向きで運命が左右されたのかな?とりあえず半分だけでも楽しめたので幸いでした。

阿蘇烏帽子岳20210523No60_R
しかし、阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマには驚かされました。
来年には復活してほしいものです。神様お願いします。


kattenihanakotoba at 08:56|PermalinkComments(0)

2019年09月02日

阿蘇 ダイサギソウ ヒメノボタン

阿蘇 ダイサギソウ ヒメノボタン 2019.9.1

DSC09839

連日の雨で、全くもって、頭が痛い。晴天でなくてもかまわない、曇りで十分なのに・・・少々の雨でも許してあげる・・・
朝起きて、真っ先に気象庁の天気予報を見てみると、なんと阿蘇地方が、午後から曇りということでした。昨年は、ダイサギソウを見るには見たのですが、時期遅く傷んだものしか見ることができなかったので、今年こそは早めにと思っていたので、これ幸いと阿蘇へ向かいました。
気難しいあいつにも会いたいので、時間稼ぎ、先ずは、南阿蘇ビジターセンターへ…

DSC09773

雨は降っていなかったのですが、曇り空の中、先ずは、フジカンゾウがお迎えしてくれました。

DSC09775

ヤマホトトギスも入口のところでお出迎えです。

DSC09776

続いて、紫の風車、シデシャジン

DSC_7854

フシグロセンノウは、沢山咲いていました。

DSC09822

フシグロセンノウに関しては、今年初かな?

ミズタマソウ(南阿蘇ビジター20190901)No1

大好きな、ミズタマソウ

ミズタマソウ(南阿蘇ビジター20190901)No3

雨露に濡れ、これが本当のミズタマソウ

DSC09799

ビジターセンターといえば、ツリフネソウ

DSC09780

キツリフネ

DSC09808

南阿蘇ビジターには、普通のツリフネソウよりも、キツリフネやハガクレツリフネの方が多いようです。

DSC09804

ハガクレツリフネ

DSC09801

私としては、ハガクレツリフネが一番好きかな?

DSC09829

西日本では、少ないといわれている白花のゲンノショウコもたくさん咲いていました。どの花も、雨露に濡れて、しっとりとした色合い、奇麗でした。

ちょっとお腹もすいてきたし、雨もパラついてきたので、雨宿り&時間稼ぎ、「やま康」で、あか牛丼を食べ、萌の里に向かうことにしました。

萌の里に着くと雲も薄くなり、晴れ間も見えだし、何だかいい感じです。

ヒメノボタン(俵山20190901)No1

ヒメノボタンのピンク色の花がすぐに目に付きました

ヒメノボタン(俵山20190901)No2

絶滅危惧Ⅱ類なのですが、ここでは全く心配がないほどに沢山咲いています。蕾もたくさんありました。

ダイサギソウ(俵山20190901)No1

ダイサギソウは…というと

ダイサギソウ(俵山20190901)No11

たくさん咲いていました

ダイサギソウ(俵山20190901)No12

蕾もまだ多く

ダイサギソウ(俵山20190901)No3

咲き始めたばかり

ダイサギソウ(俵山20190901)No5

傷みもなく、奇麗な株ばかりです

ダイサギソウ(俵山20190901)No7

実に美しい・・・

ダイサギソウ(俵山20190901)No9

昨年のリベンジ、果たしました

タヌキマメ(俵山20190901)No6

午後に開花し、夕方にしぼむという気難しいあいつ

タヌキマメ(俵山20190901)No3

タヌキマメも気持ちいいほどに咲いていました。

タヌキマメ(俵山20190901)No2

憎めない顔なんだよなぁ・・・

タヌキマメ(俵山20190901)No5

雨続きの日々でしたが、少々気が晴れました。

満足! 満足!!




kattenihanakotoba at 06:00|PermalinkComments(0)

2019年05月30日

阿蘇 スズラン

スズラン やっと阿蘇の地で巡り合えた・・・ 感謝感激雨霰
今回の阿蘇山行は、ミヤマキリシマはもちろんのことだが、第一の目的は、スズランであった。
幼少のころ、北海道で見た切り、ご無沙汰のスズランである。スズランには、いろいろな思い出があるのだが、それは、後日ということで・・・

スズラン(阿蘇20190526)No9

本来であれば、北海道や本州中部以北の高原にしか咲かないと言われているスズランが、まさか、九州、阿蘇の地に、自生し咲いているとは、夢にも思っていなかった。
数年前より、阿蘇の波野に咲いているということを聞き及び、行こう行こうと思っていたのだが、5月は、キンラン、ギンラン、エビネ、クマガイソウ…etc. あちらこちらの山を駆け巡り、6月に入るとミヤマキリシマ詣りとなる。一息ついた頃には、スズランの季節は終わっていて、またこの次だなぁ・・・その翌年も同じようなもので、来年こそは・・・そして次の年も・・・といった具合で、いつもなおざりになっていたので、今年はカレンダーの5月に「5月末、スズラン」と大きく書き記しておいたのである。

スズラン(阿蘇20190526)No15

スズラン(鈴蘭) ユリ科 スズラン属 多年草 4~6月 
山地や高原に咲き、高さ10~18cm。葉は2枚根生し、裏面は粉白色を帯びる。花茎は20~35cmで、10個ほどの花を総状につける。花は芳香があり、白色、径約1cm程の広鐘形で6裂し反り返る。果実は液果で赤く熟す。

DSC_5857

阿蘇市波野のスズラン自生地は、いかにも阿蘇らしい高原の一角にある。

DSC_5863

ここの駐車場は、一風変わっていて、一本の大きな木を中心にして、内外円上に駐車できるようになっている。なかなか面白い造りだなぁと思った。

DSC07429

駐車場周辺には、ヤマボウシの花も咲いている。

目を凝らすと、斜面のいたるところに、白く小さく可愛らしいスズランの花が顔を出している。

スズラン(阿蘇20190526)No18

スズランの別名としては、花が葉の影に隠れることを控えめな美しさから、「君影草」、山間の谷地に咲く事が多い事から、「谷間の姫百合」といったものがあり、可愛らしく、清楚な美しさにふさわしい呼び名だなと思う。

スズラン(阿蘇20190526)No3

他の山野草と違い、葉よりも低い位置に花が咲くというのは、とても面白く奥ゆかしい咲き方である。「君影草」なんて、良い名前だなぁ・・・

スズランの花の咲き方は、大好きなバイカイカリソウに似ている気もするが、バイカイカリソウは、葉の上に突き出して咲いており、自己主張がスズランよりは強めである。スズランのほうが奥ゆかしい。

スズラン(阿蘇20190526)No11

地下茎の部分を乾燥させたものは「鈴蘭根」と呼ばれ、かつては利尿薬や強心剤として用いられていたそうだが、過剰に摂取すると心不全を起こすなど、強い毒性をも持つ事が知られるようになり、現在では利用されなくなっているとのことで、「綺麗な花には、棘がある」といいますが、「可愛い花には、毒がある」ということでしょうか?

スズラン(阿蘇20190526)No2

地下茎以外の部分にも毒性が有るとのことで、その扱いには十分な注意が必要とされている。可愛らしい見かけによらず、恐ろしい一面を持った花である。

DSC_5859

気持ちの良い、阿蘇の高原
斜面の途中に、なぜか三角点もあった。

DSC_5862

この高原には、カノコソウも咲いている。

DSC07424

シライトソウも咲いていたのには驚いた。

DSC07386

しかし、何度見ても、清楚でかわいらしい花だ。幼き日の思い出と重なり合って、心に染み入る花である。

スズラン(阿蘇20190526)No17

スズランの花言葉としては、「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」などがある。どれもこれもスズランの可愛らしさを的確に表現できていてしっくりとくる。

スズラン(阿蘇20190526)No14

時間にまだ余裕があったので、帰りに、小国の鍋ケ滝にも寄ってきた。

DSC_5886

久しぶりの鍋ケ滝だったが、駐車場も整えられており、小綺麗になったなぁ・・・と思っていたら、入場料を取るシステムになっていた。

DSC_5895

滝裏から見る風情も、いいもんだねぇ・・・

DSC_5879

観光客も多くなっており、維持費もかかるんだろうな



kattenihanakotoba at 07:00|PermalinkComments(0)

2019年05月28日

阿蘇 ミヤマキリシマ

いよいよ、ミヤマキリシマの季節到来である。
どこに行こうか?  人混みは嫌だし・・・
ミヤマキリシマの咲くところ、ヒト、ヒト、ヒトの嵐に違いない
万年山も考えたが、きっと多いだろうな・・・?

DSC_5804

阿蘇は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)ということもあり、登山禁止ということで、一番人出が少ないのではないか?その他にも気になることがもう一つあったので、阿蘇へと向かった。

ミヤマキリシマ(阿蘇烏帽子岳20190526)No5

昨年の阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマは、最高だったせいもあるのか、気の毒な気もするが、今年は、やや花付きが悪いというか平年並みであった。

ミヤマキリシマ(阿蘇烏帽子岳20190526)No1

それでも、ミヤマキリシマを前にした阿蘇烏帽子岳は、なかなか美しい姿である。

ミヤマキリシマ(阿蘇烏帽子岳20190526)No3

地震の影響で、山肌は結構崩れ、痛々しい感じもするが・・・

ミヤマキリシマ(阿蘇烏帽子岳20190526)No6

補ってあまりあり!  見事なものである。

ハルリンドウ(阿蘇20190526)No1

足元には、ハルリンドウ

マイヅルソウ(阿蘇20190526)No1

マイヅルソウも咲いている。

マイヅルソウ(阿蘇20190526)No3

特に、トイレ横のマイヅルソウは、栄養豊富のせいか、とんでもないぐらいに花盛りであった。

ミヤマキリシマ(阿蘇20190526)No4

完全に、花期終了だとは思ったが、仙酔峡にも寄ってみた。数株を残し、ほとんどが、花期終了、枯れ花であった。

ミヤマキリシマ(阿蘇20190526)No3

それでも、鷲ヶ峰をバックにしたミヤマキリシマは、見ごたえがあった。

さあ、本日の本命へと向かいましょう!!



kattenihanakotoba at 07:00|PermalinkComments(0)