平戸
2019年11月08日
初めての平戸観光(生月島etc.)
初めての平戸観光 (生月島etc.) 2019.11.4.
平戸には何度となく来ているのですが、平戸観光なるものはしたことが無かったのです。遠く離れた平戸まで来ても、いつも日帰り登山… とても観光なんかしている時間なんてありません。
今回はゆっくりと時間があるので、平戸観光と洒落こむことにしました。
先ずは、生月島へと向かうことにしました。
塩俵の断崖
南北に500m、高さ約20mの規模があり、七ツ釜のような柱状節理の断崖です。
長崎県新観光百選にも選ばれているそうで、生月大橋付近から塩俵を結ぶ道路は「サンセットウェイ」と呼ばれ、東シナ海に沈む美しい夕陽を眺めながらドライブができる絶景ロードとして知られているとのことですが、さすがにそこまで、ゆっくりしてはいられません。
大碆鼻灯台
生月島北端にある白亜の灯台です。
駐車場からの道沿いには、ツルソバ
ホソバワダンの花が咲いています。
端正で、立派な灯台です。
展望デッキからの眺めも、Good!
大きな灯台のレンズを見ることもできます。ガラスに映った青空が綺麗です。
カトリック紐差教会
大きくて、綺麗な天主堂です。
旧浦上天主堂が原爆によって倒壊した後は、日本最大の天主堂といわれたそうで、
鉄川与助が設計施工した白亜の教会ということです。
仏教徒ではありますが、教会のある風景というのもなかなかいいものです。
幸橋(オランダ橋)
寺院と教会の見える風景
海岸通りからの石畳の坂道を上ると、遠くにザビエル記念教会の緑色の尖塔と十字架を望むことができ、 その下に正宗寺・光明寺・瑞雲寺のかわら屋根やお墓が見えます。
西洋と東洋が融合した空間、異国との交流があった平戸の歴史を感じさせるスポットでした。
平戸ザビエル記念教会
1913年(大正2)に「カトリック平戸教会」として今の愛の園保育園の所に建ち、1931年(昭和6)に現在地に建設されたそうです。。
綺麗な教会です。
教会のある風景は、本当にいよねぇ…
大そてつ
推定樹齢は400年だそうです。
ソテツの実がなっていましたので、老いてなお盛ん…ということで、まだまだ元気なようです。400年経っても子種を作ろうという気持ちがすごい。そんな気力ありまっしぇーん!!
ソテツの実は、アップで見るととてもオドロオドロしい… 古くから食用や漢方薬とされてきたそうですが、毒抜き処理の仕方を間違がえると食中毒も起こし、人体に有害だそうです。
六角井戸
16世紀、中国の「明」の時代にみられたスタイルの井戸だそうです。
松浦史料博物館
松浦家は、鎌倉時代の初期、この地に落ち着いてから幕末に至るまで650年余転封等がなかった事から貴重な遺産が多く残されており、そのこともあって長崎県で最も歴史を有する博物館となっているそうです。
立派な石垣でした。写真撮影不可でしたが、興味深い、いろいろな物がありました。、
平戸オランダ商館
ここの展示物は、フラッシュをたかなければ、撮影OKということだったので、興味あるものは幾つかカメラに収めてきました。
リーフデ号模型
1600年、日本に初めて漂着し、ウィリアム・アダムス(三浦按針)などが乗っていたリーフデ号の模型です。
南蛮甲冑
ヨーロッパ風の南蛮具足で、製作はオランダ、輸入後に日本で改良されているということです。
地球儀
18世紀から19世紀のもので、日本を見てみると北海道がシベリア大陸と陸続きになるっているなど、未だ不完全な部分を残している(台座は18世紀のもの)そうです。
オランダ船船首飾木像
笛吹きと手に巻物を持つ木像で、船の守り神、航海安全祈願の木像だったのでしょう。
平戸港交流広場のカリヨンの鐘
亀岡神社
平戸城は改修中のため立ち入りできなかったので、隣接する亀岡神社に参りました。
なかなか気合の入った狛犬達
松浦藩主を祀った神社だそうです。
平戸ちゃんぽんを食べて帰路につきました。平戸に来たら食べないわけにはいかないよね・・・ どっちも好きだけど、長崎ちゃんぽんとは、似て非なる味わいのちゃんぽんです。
2019年11月07日
ヒナヒゴタイ 上段の野
ヒナヒゴタイ 上段の野 2019.11.4.
佐志岳の後、平戸にお泊りなのでゆっくりできる。チェックインまではまだ時間がある…
ならば、上段の野にも寄ってみよう、ということになりました。
上段の野、最寄りの駐車地に行くには、途中、車幅いっぱいの細い農道を通り抜けなければなりません。思いがけず、農作業中の軽トラに出くわしてしまったのですが、道を譲っていただき感謝、感謝でした。
何とか無事に駐車地につき、歩き出すや否や、ムラサキセンブリの波状攻撃でした。
雑草には申し訳ありませんが、雑草のごとく、無造作にあちこちの道ばたに咲きまくっています。
ブーケのような大きな株もあります。
可愛らしい奴ですが、ここまで咲きまくられると、ありがたみが半減してしまいそう。
志々伎山をバックにした、ムラサキセンブリも乙なものです。
楽しみにしていたオケラもすぐに見つかりました。
しかも、紅白揃い踏みのオケラ
福岡では、白花しか見ることができないもんなぁ…
ワレモコウもそこかしこに咲いています。
両目を真ん丸にして大きく見開き、大きな口を開け、驚いているようなワレモコウに出会いました。なかなか面白い顔です。
上段の野で、一番威勢がよかったのは、ヒナヒゴタイでしょう。
メカルガヤとススキに覆われた斜面を、鮮やかに彩っていました。
なかなかの咲きっぷりです。咲いてしまうと、ヒナヒゴタイとヒメヒゴタイは区別が付かないくらいに似ていますが、蕾の状態を見るとはっきりと区別が付きます。
ヒメヒゴタイの蕾も好きですが、ヒナヒゴタイの蕾っだって負けていません、とても魅力的です。
楽しい花散策の一日でした。 後は、マッタリと・・・
平戸城は、改修工事中でしたが、ホテルから見るライトアップされた姿は、素敵でした。