オニコナスビ

2019年08月24日

勝手に花言葉  オニコナスビ

勝手に花言葉  オニコナスビ(鬼小茄子)


まだまだ暑い日が続いていますが、夏の花も一段落し、秋に向けて山野の花々も準備中というところのようです。
振り返ってみると、7月中旬に突如として来襲した、天使の一撃はきつかった・・・
久しぶりに…と思っていたオニコナスビ散策も出来ずじまい…ということで、過去を振り返りながら、久しぶりに、勝手に花言葉 「オニコナスビ」 です。

オニコナスビ(背振20130727)No19

オニコナスビ(鬼小茄子) サクラソウ科 オカトラノオ属 7月
湿った林床に咲く。茎は地表を長くはい、各節から発根する。葉は対生、円形~卵形で先端はまるい。茎は長毛が密生し、茎の上部に数個花をつける。日本産のコナスビの仲間ではもっとも大形の種であり、花は径1.5cmほどで、花の底部が深紅色になるのが特徴である。 

オニコナスビ(背振20150801)No8

勝手に花言葉 「子供じゃないよ」 「ちょっと背伸びした恋」

オニコナスビ(背振20110731)No1

2010年に、もう9年ほど前になりますが、背振山で見たのが初めてです。自生地は他にもあるかもしれませんが、私が見たことがあるのは、背振山の車谷ルートだけです。上の写真は、当時バカチョンで撮った写真ですが、それなりでしょ…?

オニコナスビ(背振20130727)No1

赤と黄色の色合いが鬼を連想させる小さな小茄子の花ということで、オニコナスビと名付けられたのでしょうか?

オニコナスビ(背振20130727)No12

小さな花ですが、ちょっと薄暗い渓流沿いに浮かび出ている赤と黄色の派手な姿は、度肝を抜かれます。

オニコナスビ(背振20120722)No2

反抗期に入った中学生が、一生懸命背伸びし、大人のふりをして勇んでいる姿にも思え、ちょっと微笑ましいような気もします。

オニコナスビ(背振20130727)No18

絶滅危惧IB類ということもあってか、初めて見た時には、石で囲んで保護されていました。几帳面で、親切な人がいるのだなぁ…と思っていました。

オニコナスビ(背振20140727)No7

その折に、偶然、山に詳しい植物園関係の人に出会ったのですが、その人によると、「こんな風に石で囲って保護してあげたい気持ちはわかるんだけど、これによって、水の流れが変わったりして、反って枯れたりするんだよねぇ。何もしないのが一番なんだよ。」ということでした。

オニコナスビ(背振20130727)No22

自分では良いことと思ってしていることでも、反ってお節介となり、仇となることもあるようです。裏年だったのかもしれませんが、その翌年に行ってみると、彼が言ったとおりに石で囲まれた株は、消滅していました。

オニコナスビ(背振20130727)No28

ここのオニコナスビは、年々数を減らしてきているような気もします。

オニコナスビ(背振20180721)No4

自生地を踏み荒らしているつもりはなくても、近づくだけで何らかの影響を与えてしまうこともあるのだなと思うと、可愛い姿を見たい気持ちはあるけれど、ここ数年は、足を踏み入れないようにしていました。

オニコナスビ(背振20130727)No7

オニコナスビの花言葉はありませんが、コナスビの花言葉は「私を食べないで」です。これはなすびという言葉にかけた安易な花言葉のような気がします。変な花言葉だなぁ…と思うのは私だけでしょうか?

オニコナスビ(背振20150801)No9

オカトラノオ属ということなので、オカトラノオの花言葉を見てみると、「優しい風情」「清純な恋」「忠実」「貞操」「騎士道」ということです。
こちらも参考にして、勝手に花言葉としては、反抗期の中学生の気持ちを加味し、私の心情を最大にして、「子供じゃないよ」「ちょっと背伸びした恋」なんていうのはどうでしょうか。



kattenihanakotoba at 06:30|PermalinkComments(0)