キュウシュウコゴメグサ
2020年07月27日
天山(雨中花散策)
山頂までは何とか曇り空でしたが、そのあとは残念ながら雨中の花散策となりました。
霧にむせぶ天川登山口
アキノタムラソウ 雨に濡れてしょんぼり…ちょっと元気がないかな?
オカトラノオは元気に咲いていました。
ヤマホトトギス 今季初見 いまいちの天気の中で、ちょっと嬉しくなってきました
テリハアカショウマ 結構我が物顔で咲きだしています。
雨に濡れて、モジャモジャに元気がありませんが、よく見ると結構いい感じです。
キガンピ これからが本番かな? やっと咲いているのを見つけました。
ホソバシュロソウ 今季初見
何とも言えない暗紫色の黒いいでたち
雨露に濡れ、黒光りするホソバシュロソウも乙なものです。
ダーティーなイメージですが、結構可愛らしいんですよ。
赤やオレンジの蕊 結構お洒落です。
天山山頂 ここまでは何とか曇り、霧中でした。風が思ったほど強くなかったので良かった…
オオバギモウシ
雨中ではありましたが、咲いているものもありました。
青空の方が似合うかな?
コオニユリ これからのさばってきそうです。
カキランも残っていた
さすがに終了間際かな?
ハンカイソウ
クルリンパ健在
ちょうど見頃かな? これも青空が似合うよね?
ノギラン
星形がたまらん…
サイヨウシャジン 元気がないね
アザミ 雨に濡れて美しいトゲトゲ
キュウシュウコゴメグサ 本日のお目当て
まだ咲き始めで数が少ない… これからが本番かな?
モウセンゴケ この蕾の数が凄い 全部咲いたら綺麗だろうな…
雨中じゃ無理… ちょっと心残り…
ヤマサギソウ
この手の花は、草に紛れて分かり難い…
ヤマホトトギス
まだこれからが本番かな? 数が少なかった…
ノリウツギ
アジサイのような感じの花… 結構好き…
天山の麓は曇り… 心残りを払拭するべく… 道草決定!
2019年08月01日
肥前花賛山 天山
肥前花賛山 天山 キュウシュウコゴメグサ 2019.7.28
朝方、若干の雨交じりの天気ではあったのですが、昼からは回復しそうな感じで、ちょっと気になる花もあり、時間も十分に取れるので、肥前花賛山へと出かけることにしました。
「肥前花賛山」なんていう言葉は存在するはずもなく、私が勝手に名付けたのですが、天山・作礼山・八幡岳のことです。”四季折々の花々が咲き誇り、その美しさを賞賛し褒め称える、肥前を代表する山三座”という意味合いで付けてみたのですが・・・
「賛」と「三」を掛けて・・・ベタな名称かな??
肥前花賛山は、まだ、山野草などに興味もなく、体力に自信があり、ピークハントに夢中だった頃には、全くと言っていい程、興味のない山々でした。天山は、まだ、山頂の草原が広大で、気持ちの良い山でしたが、作礼山や八幡岳は、山頂は狭く、それなりの眺望はありましたが、とりあえずピークを踏んだだけといった感じでした。
いずれも山頂近くまで、林道があり、造作なくやすやすと登頂できるので、物足りない感じがしていましたし、下から正規ルートで登ればいいのでしょうが、林道が山頂近くまであるのに、わざわざ登ってもねぇ・・・といった感じでした。
しかし、山野草に目覚めるや否や、天山・作礼山・八幡岳の肥前花賛山は、非常に魅力的な山々となりました。簡単にピークを踏める上に、四季折々の様々な花々が、燦然たる輝きをもって、咲き誇ります。
さらに、一日あれば、肥前花賛山は、制覇できるのです。夏のこの時期、春や秋に比べ、やや花数は少ないかもしれませんが、猛暑の中でも楽しめるのです。
いつもなら、順番としては、我が家から最も遠い、八幡岳からなのですが、この時期八幡岳といえば、八幡岳の西斜面に群生する花・・・であることを考慮すると、八幡岳には、午後からの方が、林床に光が入ってくるのではないかと思い、いつもとは逆の天山からのスタートとしました。
梅雨明け、大好きな、肥前花賛山へ!
先ずは、天山へ GO!!
天山に向かう林道沿いには、ボタンクサギの群落があります。
植栽なのか何かはわかりませんが、奇麗なものは奇麗です。
肥前花賛山 その① 天山
今日は、久しぶりの上宮登山口からのアプローチ。天候はいまいちで、時々パラっとくる状態で、若干の不安があったが、天候は回復傾向にあるだろうし、合羽を着るほどでもないだろうから、傘をストック代わりにして登ることにしました。
駐車場横には、イヌトウバナ
下唇の中央裂片が大きく、萼に長い毛があるみたいなので、きっとイヌトウバナだと思います。この手のシソ科の花は区別が付きにくく、ようとわからん・・・
驚いたことに、天山神社上宮は、アジサイ真っ盛りのお花畑と化していました。
7月も終わろうとしているこの時期に、満開のアジサイ・・・
高度が高いから、遅咲きなのかな?
兎にも角にも、天山上宮神社は、色とりどりのアジサイで艶やかに埋め尽くされていました。
久しぶりということで、ちゃんと天山上宮神社にお詣りしました。
祠の横には、年季の入った狛犬たちが座っています。
口の開き具合がよくわからないけど、これがきっと阿形?
ちょっと上下につぶれた扁平な狛犬でしたが、やさしげな眼をしており愛嬌があります。
こっちが、吽形だよね??
神社の傍らには、オオバギボウシが咲いていました。
ジグザグの登山道を登っていくと、雫に濡れた、アキノタムラソウが咲き始めていました。
白いけれど、テリハアカショウマ
地下茎の皮が赤みを帯びることから、「赤升麻」
花は白でも、テリハアカショウマです。
赤味掛かったテリハアカショウマももちろんあります。
雫に濡れ、しっとりとした感触で、元気はないように見えますが、しっかりと咲いています。
ジグザグの道を登りあがると、ハンカイソウが綺麗に咲いていました。
ホソバシュロソウも盛りを迎えているようです。
色合い的に、ちょっとグロテスクな感じがしますが・・・
葯が赤く、テカテカしていて意外に可愛い花なのです。
オカトラノオは、今が旬
結構、我が物顔で、綺麗に咲いていました。
さらに登り進むと、キガンピがここそこに咲いています。
オトギリソウも負けじと咲いています。
頂上にある、 阿蘇惟直の墓碑
先週、室町将軍、足利尊氏関係の催し物を見てきたので、いつもより一層気持ちを込めて、手を合わせました。天気もいまいちどんよりしており、阿蘇惟直の気分を害したかな?などと思いながら、天山稜線散歩へ出かけます。
天山の稜線は、オオバギボウシが咲き乱れていました。
若干、旬が過ぎて傷ついたものもありましたが、綺麗なものです。
ヨツスジハナカミキリは、基山に続き、天山でも自然の営みに励んでいました。こいつら結構好きだよなぁ・・・どこででも営んでいる・・・そんな元気も無くなってしまった身としては、ちょっと羨ましいような、羨ましくないような複雑な心境です。
わずかな晴れ間に、青空とオニユリは、なかなかの相性です。
テントウムシも何時になく沢山見かけました。
天山の稜線上にも、ハンカイソウの花が咲いています。周りの笹が刈り取られていたので、保護されているのかな?
ハンカイソウのクルリンパとミツバチです。なかなかのコラボレーションで、気持ちいい写真が撮れました。
カキランは終盤でしたが、登山道横に、結構咲いていました。
サイヨウシャジンは、これから夏に向けて、咲きだした感じかな?
ヤマホトトギスもきれいに咲いています。
ノギランも私だって・・・といった感じで咲き始めています。
アップにすると、結構綺麗なんだよね。
今日の本命、キュウシュウコゴメグサ
白くて小さな、ムック系の花(ポンキッキのムック系)です。
今年は、数がかなり少ない感じがしました。
本日の対抗、モウセンゴケ
本体は、インキンタムシみたいで、ちょっとゾクゾクっとするんだけど
花は、可愛らしく
綺麗で繊細なんだよな、たまりまっしぇーん!!
モウセンゴケの傍らには、私も忘れないでねとばかりに、ほぼモウセンゴケと同じぐらいの大きさのコケオトギリの花も咲いていました。
本日の大穴、天山散策のダークホース ヤマサギソウ
青空に映えて、カッコイイ、ヤマサギソウでした。
ちょっと、天山で時間を取りすぎた感はありますが、
次なる 肥前花賛山 二座目に向かいましょう。