ハマナデシコ

2019年07月18日

七ツ釜 ハマナデシコ

七ツ釜 ハマナデシコ 2019.7.14

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朝市、イカ食べに、アオノクマタケラン観賞等々で、何度も呼子に行く機会はあったのですが、七ツ釜に行ったことはなかったので、ちょっと立ち寄ってみることにしました。

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御存じのように、呼子の七ツ釜は、国の天然記念物にも指定されており、玄武岩が玄界灘の荒波にさらされ浸食されてできた景勝地です。

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切り立った岩々は、長い年月をかけて海蝕によってできた柱状節理で、百聞は一見に如かず、自然が作り上げた迫力の造形美は、とにかく素晴らしいものです。

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柱状節理とは、火山性の玄武岩や安山岩に五角形ないし六角形の柱状の割れ目が生じ、蜂の巣に似た形を示した岩石の柱が集合したもので、マグマが冷えて固まる際に、収縮して生じ、これらが地表に流出した熔岩流の近くで観察されるそうです。

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断崖は深くえぐられ、その名の通り7つの釜(洞窟)が並列し、自然の驚異を感じさせてくれます。

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最大の穴で間口が3m、奥行きが110mというから、ものすごいものです。

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神のみぞ成し得る創造物です。

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土器崎神社(かわらけさきじんじゃ)

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岬の北端には、神功皇后が朝鮮出兵の際、戦勝祈念のため土器を捨てたという伝説が残っています。神功皇后の時代から、パワースポットだったんでしょうね・・・

断崖絶壁の七ツ釜ですが、ところどころ、ポツンポツンとピンク色に染まっていました。

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ハマナデシコ

ハマナデシコ(七ツ釜20190714)No2

恐ろしいほどの絶壁に咲くハマナデシコは、一服の清涼剤のように、心を和ませてくれます。

ハマナデシコ(七ツ釜20190714)No4

ピンク色の花は、なかなか可愛らしい

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コオニユリ?は、いたるところで咲いていました。
ムカゴの有無は未確認ですが、ムカゴが無いコオニユリのほうが好きなので、コオニユリということで・・・

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大きなユリは、苦手な部類ですが、コオニユリは、ギリ大好きです。

コオニユリ(七ツ釜20190714)No2

コオニユリは、ほぼ満開

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ドクロベエこと、ママコナもあちらこちらに咲いていました。

ハマボッス(七ツ釜20190714)No2

ハマボッス  初見です

ハマボッス(七ツ釜20190714)No3

サクラソウ科オカトラノオ属ということで、よく見るとオカトラノオの花に似ている気がします。

ハマナタマメ(七ツ釜20190714)No4

ハマナタマメ

ハマナタマメ(七ツ釜20190714)No2

これも初見でした。でっかいマメ科の花です。

ハマサオトメカズラ(七ツ釜20190714)No1

ハマサオトメカズラ
ヘクソカズラが咲いていると思っていたのですが、ちょっと違和感を感じたので調べてみると、実はヘクソカズラの海岸型変種のハマサオトメカズラのようです。

ハマサオトメカズラ(七ツ釜20190714)No3

可愛らしい花なのに、ヘクソカズラという名前は、本当に気の毒になるぐらいの命名なので、ハマヘクソカズラではなく、ハマサオトメカズラという名前でホッとします。
アカネ科ヘクソカズラ属ということで、ヘクソカズラの仲間には変わりないのですが・・・かわいそう・・・


帰りに寄り道で、樫原湿原へ

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ハッチョウトンボは元気!

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カキラン
カキランはもう終盤でした。

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ヌマトラノオ
我が物顔で、樫原湿原でのさばっていました

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葯が赤くて可愛らしい
この次は、8月になってからかな・・・
サギソウが楽しみですよね・・・






kattenihanakotoba at 07:00|PermalinkComments(0)