ウツボグサ

2019年07月14日

トーテムビーダ  山野の妖精シリーズ

撮りためた写真の中から、これぞ・・・というものは、なかなか無いのですが、こいつだけは、写真に撮る前に、登山道で、撮ってくれとばかりに自己主張していました。

妖精  トーテムビーダ

トーテムビーダ

我々は宇宙人だ!
小さいからって、バカにすんなよ
地球を侵略に来たんだぞ!!
出来損ないの花じゃないんだからな・・・


鳥のような嘴で、両手両足を広げ、目を吊り上げて、威嚇する。
トーテムポールの上に鎮座する魔よけのようにも見えて、迫力ありそうで、無さそうで・・・
かつて子供たちの間で流行った、ビーダマンにも似た姿

妖精「トーテムビーダ」の正体は・・・??

トーテムビーダ(ウツボグサ)
ウツボグサ(靫草) 
シソ科 ウツボグサ属 6~8月 

普通に山野の草地や道ばたに咲く。高さ10~30cmで、茎の先に長さ3~8cmの花穂をつくり紫色の唇形花を密につける。和名は花穂を矢を入れるうつぼにみたてたものだそうで、別名は、カコソウ(夏枯草)。夏枯れてもそのまま立っていることによるらしい。乾燥した花穂を煎じて利尿薬にする。

トーテムビーダ1

たわわに花をつけたものもありますが、たいていは疎らに花をつけ、咲き初めで咲きそろっていないのか、散りかけているのか、よくわからないような感じの花です。

ウツボグサの花言葉は、「優しく癒す」「協調性」だそうです。疎らにアトランダムについた花からは、なかなか想像できない花言葉ですが、その不完全さが、味わい深いともいえるのかな?



kattenihanakotoba at 07:00|PermalinkComments(0)