スズラン

2023年05月22日

ミヤマを愛でに 鞍岳・ツームシ

ミヤマを愛でに 鞍岳・ツームシ 2023-05-21

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No1_R
2023年度ミヤマキリシマ第2弾は、嫁さんがまだ行った事が無いという事で、登山口までのアプローチに時間は掛かりますが、鞍岳とツームシ山にしました。
若干花芽が少ないかな?といった印象でしたが、ミヤマキリシマ堪能しました。
時間に余裕があったので、帰りしなに阿蘇のスズラン自生地にも立ち寄り、楽しい花散策の一日となりました。

鞍岳・ツームシ20230521No1_R
登山口周囲には、いつもの賑やか師たちが…

鞍岳・ツームシ20230521No3_R
ウマノアシガタ 花言葉「子供らしさ」 「栄誉」

鞍岳・ツームシ20230521No172_R
ヤブヘビイチゴ 花言葉「幸福」「恋愛成就」

鞍岳・ツームシ20230521No16_R
クサイチゴ 花言葉「幸福な家庭」「尊重と愛情」「甘い香り」「誘惑」

鞍岳・ツームシ20230521No2_R
鞍岳では、バイカイカリソウも道端の賑やか師たちと化しています。
雑草の如く道端に溢れ、咲きまくり状態

鞍岳・ツームシ20230521No12_R
木漏れ日の気持ち良い登山道

鞍岳・ツームシ20230521No11_R
ニシキウツギ 紅白2色あるのだけれど、咲き始めが白色で、徐々にピンクや紅色へと変化するからだそうです。

鞍岳・ツームシ20230521No10_R
ニシキウツギの花言葉は「移り気」

鞍岳・ツームシ20230521No13_R
ホウチャクソウ 悪だくみ? 何やらひそひそと囁き合っている

鞍岳・ツームシ20230521No15_R
マムシグサ 小ぶりの番人でした

鞍岳・ツームシ20230521No36_R
こだけ(1050m) 阿蘇方面ちょっと雲が掛かっている

鞍岳・ツームシ20230521No29_R
ニシキギ でいいかな?(グーグルレンズ調べ)
花言葉は意味深で、「あなたの魅力を心に刻む」「危険な遊び」

鞍岳・ツームシ20230521No20_R
ツクバネウツギ この時期ウツギ関係は絶好調、咲きまくり状態

鞍岳・ツームシ20230521No33_R
アキグミ ツクバネウツギに負けじと絶好調、咲きまくり状態

鞍岳・ツームシ20230521No41_R
毛細血管の様な根

鞍岳・ツームシ20230521No37_R
ニガナ 森を抜けるとちょっとした草原

鞍岳・ツームシ20230521No45_R
ヒメハギ 他山に比べ、少し大きい感じ

鞍岳・ツームシ20230521No60_R
女岳の山標は、朽ちて倒れていた

鞍岳・ツームシ20230521No64_R
シライトソウ 二人揃って万歳しているみたい
花言葉は「ゆっくりとした時間の流れ」

鞍岳・ツームシ20230521No68_R
蕾が多く、ちょっと開きかけの花は、ヒトリシズカにも似ているような気がする。これ位の開きだと、バニラの香りは今一つかな?

鞍岳・ツームシ20230521No61_R
結構存在感のある岩 名前はあるのだろうか?

シロドウダン(鞍岳・ツームシ20230521)No1_R
シロドウダン シャインマスカットみたいで、美味しそう

シロドウダン(鞍岳・ツームシ20230521)No6_R
赤っぽいのもあるけれど、ベニドウダンというほど赤くないような気もする

シロドウダン(鞍岳・ツームシ20230521)No4_R
交配していろいろな色付き具合があるのでしょうね

鞍岳・ツームシ20230521No78_R
鞍岳(1118m) 晴天の元、とても気持ちいい

鞍岳・ツームシ20230521No86_R
馬頭観音(牛馬の護り神)

鞍岳・ツームシ20230521No88_R
ツームシ山へと向かう縦走路に、「行き止まり」の標識
わざわざ案内しなくても良さそうな気もするのですが、「行き止まり」という場所への案内なのだろうか? 面白い

鞍岳・ツームシ20230521No65_R
ハルリンドウ? フデリンドウ? どっちだろうか?

鞍岳・ツームシ20230521No104_R
久しぶりに宇宙を拝見、美しい

鞍岳・ツームシ20230521No108_R
ツームシ山(1064m)「ツームシ」とは変わった名前だなと思っていましたが、地元の方言で甲虫・黄金虫・玉虫のことだそうです。

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No9_R
本日の核心 ミヤマキリシマに突入!

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No2_R
昨年よりも花付が悪いような気もしましたが、十分すぎる咲きっぷり

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No6_R
結構な数のミヤマキリシマが咲き乱れています。
なぜこの辺りにだけ群生しているのだろうか? 不思議?

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No4_R
美しい たまりまっしぇーん!

ミヤマキリシマ(鞍岳・ツームシ20230521)No1_R
ミヤマキリシマの花言葉「情熱」「自制心」

キンラン(鞍岳・ツームシ20230521)No1_R
ミヤマキリシマの近くには、キンランも咲き乱れています。

キンラン(鞍岳・ツームシ20230521)No2_R
時期的に遅かったのか、傷んでいたり、枯れているものも沢山ありましたが、綺麗な花も沢山あります。この花園には、キンランの株が多いみたいですね。

キンラン(鞍岳・ツームシ20230521)No7_R
ミヤマキリシマとキンランを同時に楽しめるなんて… 最高の花園

キンラン(鞍岳・ツームシ20230521)No5_R
たまりまっしぇーん! いわっしましぇーん!!

阿蘇20230521No9_R
場所を代えて、阿蘇のスズラン自生地へ、シライトソウ満開
鼻を近づけなくとも、あたり一面に甘いバニラの香り、たまらんねぇ…

阿蘇20230521No23_R
大好きな小花の集合体、カノコソウも咲いていて、いい感じ

阿蘇20230521No12_R
スズラン 満開 毎年来ていますが、今までで一番の咲きっぷり

阿蘇20230521No2_R
何枚撮っても、似たような構図になって代わり映えしないけれど、それでも次々にシャッターを押してしまう。

阿蘇20230521No21_R
すずらんの花言葉「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」
死に至らしめるほどの有毒だけど、可愛らしいから許しちゃう!
ミヤマキリシマ、キンラン、スズラン…etc. 楽しい花散策の一日でした。


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2022年05月23日

赤 白 黄色 阿蘇烏帽子岳

赤 白 黄色 阿蘇烏帽子岳 2022-05-22

阿蘇烏帽子岳20220522No16_R
昨年、阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマは、撃沈状態だったので、今季は頭に入れてなかったのですが、今年はなかなかの盛花のようだと聞いて、これは行かねばならない…
見事なミヤマキリシマの赤に燃え上がる山上、草原にはウマノアシガタによる黄色の絨毯、可愛らしい白色の天使スズラン…etc.
赤 白 黄色に彩られた素晴らしい阿蘇、花散策を楽しみました。

阿蘇烏帽子岳20220522No21_R
ハルリンドウ 草千里のあちらこちらに咲きまくり

阿蘇烏帽子岳20220522No11_R
ネジネジの蕾も可愛らしい

阿蘇烏帽子岳20220522No22_R
余計なものを踏みつけないように注意深く写真撮影

阿蘇烏帽子岳20220522No1_R
阿蘇草原のハルリンドウは、他所に比べて、一番元気な感じがする

阿蘇烏帽子岳20220522No29_R
ミヤマキリシマは、若干傷みが出てきていますが、十分に見応えがありそう、期待しちゃうね

阿蘇烏帽子岳20220522No37_R
アキグミが咲いているのは知っていたけれど、こんなに咲いてたかな?

阿蘇烏帽子岳20220522No31_R
この時期、ミヤマキリシマばかりに目がいって、あまり気にしていなかったのでしょうね

阿蘇烏帽子岳20220522No35_R
綺麗なアキグミ、再発見! 香りもいいよねぇ…

阿蘇烏帽子岳20220522No42_R
尾根に登り上がると、ミヤマキリシマの嵐!!

阿蘇烏帽子岳20220522No44_R
昨年は全くといっていいほど咲いていなかったのに、その年その年によってこんなにも違うものかと思い知らされました。

阿蘇烏帽子岳20220522No46_R
ミヤマキリシマ 美しいよねぇ…たまらん…

阿蘇烏帽子岳20220522No56_R
ミヤマキリシマのお花畑、最高の登山道、なかなかこんな道はない

阿蘇烏帽子岳20220522No65_R
足元には、マイヅルソウ

阿蘇烏帽子岳20220522No63_R
ハート型の大きいな葉に守れて、控えめに咲く白花

阿蘇烏帽子岳20220522No58_R
花言葉「清純な少女の面影」
不規則な咲き方が、複雑に揺れ動く思春期の少女の心情を表している?

阿蘇烏帽子岳20220522No66_R
傷んだ株もあるけれど、まったく問題なし、素晴らしいミヤマキリシマ

阿蘇烏帽子岳20220522No67_R
どこまでも続く、ミヤマキリシマロード

阿蘇烏帽子岳20220522No68_R
若干登山道が狭いのが気になるけれど、天気も良いし、最高の気分

阿蘇烏帽子岳20220522No70_R
阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマ、たまりまっしぇーん!!

阿蘇烏帽子岳20220522No75_R
阿蘇烏帽子岳山頂 とにかく人が多かった コロナ解禁だしね

阿蘇烏帽子岳20220522No81_R
イワカガミ 今季初見

阿蘇烏帽子岳20220522No84_R
ヒラヒラの花びらが何とも可愛らしい チアガールのボンボンみたい

阿蘇烏帽子岳20220522No85_R
葉の光沢、テカリ具合がすごい、岩鏡という名の由来

阿蘇烏帽子岳20220522No87_R
白花とまではいかないけれど、ちょっと白っぽいのもあった

阿蘇烏帽子岳20220522No90_R
花言葉「忠実」

阿蘇烏帽子岳20220522No102_R
サワフタギ? タンナサワフタギ?

阿蘇烏帽子岳20220522No103_R
葯は黄色で目立っている… サワフタギじゃないかな?
サワフタギの花言葉「緊張感」

阿蘇烏帽子岳20220522No95_R
アキグミかな?と思って、よくよく見てみると、コツクバネウツギ

阿蘇烏帽子岳20220522No94_R
花言葉「秘密」 どんな秘密?なのか気になる

阿蘇烏帽子岳20220522No101_R
何やら甘い香り…と思ったら、またもやアキグミ、凄まじいばかりの咲きっぷり

阿蘇烏帽子岳20220522No109_R
草千里に降りて来ると、ハルリンドウのお出迎え

阿蘇烏帽子岳20220522No110_R
阿蘇烏帽子岳を振り返ると、あたり一面、ウマノアシガタによる黄色の絨毯
山上の赤との対比が素晴らしかった

阿蘇烏帽子岳20220522No111_R
ウマノアシガタが沢山咲いているのは知っていたけれど、こんなに咲きまくっていた?
アキグミに続き、ウマノアシガタ再発見!

阿蘇烏帽子岳20220522No106_R
花言葉「子供らしさ」「栄誉」
テッカテッカの黄色花 やるもんだねぇ…脱帽…

阿蘇20220522No2_R
草千里から見る姿もいいけれど、阿蘇山方面から見る姿も Good!

阿蘇20220522No8_R
阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマを堪能した後、次なる目的地は…

阿蘇20220522No37_R
阿蘇波野のスズラン自生地

阿蘇20220522No28_R
小さな白花、スズランは、とにかく、清楚で、可憐で、可愛らしい

阿蘇20220522No12_R
葉影に隠れ、ひっそりと咲く、控えめな美しさ たまらん…

阿蘇20220522No14_R
傷みも少なく、ちょうど良い時期のようです

阿蘇20220522No21_R
サクラソウ この地にはスズラン以外にもいろいろな花が咲きます

阿蘇20220522No20_R
バニラのような甘い香り シライトソウ

阿蘇20220522No25_R
こんなに可愛らしい花なんだけど、有毒なんだよね、スズランの毒は、根だけではなく、花粉にも含まれているそうで、花を食卓に飾ると、花粉が食べ物の上に落ち、気づかずに食べてしまい、下痢や嘔吐の原因となることもあるそうです。

阿蘇20220522No31_R
スズランの花言葉「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」

阿蘇20220522No34_R
晴天の元、赤 白 黄色に彩られた素晴らしい阿蘇を堪能しました。
神様に感謝!感謝!!


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2021年05月26日

鈴忍、いとおかし… 阿蘇界隈

鈴忍、いとおかし… 阿蘇界隈 2021-05-23

ハナシノブ(南阿蘇ビジター20210523)No8_R
今年の阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマは、裏年なのか撃沈だったので、消化不良状態…
せめてもと思って、阿蘇界隈の花散策、阿蘇神社や高森湧水トンネル公園を訪ね、御朱印ゲットにも励みました。
鈴忍、いとおかし…とはなんじゃいなと思われる方もおられると思いますが…
鈴(スズラン)忍(ハナシノブ)、いと(シライトソウ)おかし
ということで、よろしくお願いいたします。

阿蘇スズラン20210523No1_R
阿蘇スズラン自生地

スズラン(阿蘇20210523)No6_R
世間に名が知れてきたのか、思っていた以上に人出が多かった。密とまではいかないけれど、ここでこんなに人を見たのは初めてでした。

阿蘇スズラン20210523No33
白色、小さくて可愛らしい、私好みの花です。

スズラン(阿蘇20210523)No11_R
子供の頃、北海道に住んでいたので、懐かしくもあり、阿蘇の地で初めて見た時は感動ものでした。

スズラン(阿蘇20210523)No9_R
花言葉「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」

スズラン(阿蘇20210523)No5_R
下向きに咲くので、謙虚で清楚なイメージがあるのかな?

スズラン(阿蘇20210523)No8_R
ヨーロッパでは、スズランは聖母マリアの花とされているそうです。

阿蘇神社20210523No1_R
肥後国一の宮 阿蘇神社
平成28年熊本地震による楼門・拝殿の倒壊で、復旧作業中でした。
何とも言えない悲しい風情でしたが、早く復旧して以前のような荘厳な姿を見てみたいと思います。

DSC_9558
在りし日の阿蘇神社楼門

阿蘇神社20210523No3_R
真新しい復旧作業中の拝殿
神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命をはじめ家族神12神が祀られています。

DSC_9571
在りし日の阿蘇神社拝殿

阿蘇神社御朱印_R
阿蘇神社 御朱印

ハナシノブ(南阿蘇ビジター20210523)No1_R
ハナシノブ

ハナシノブ(南阿蘇ビジター20210523)No4_R
ミツバチも大好きハナシノブ

ハナシノブ(南阿蘇ビジター20210523)No3_R
薄青紫色の花は、私の好みど真ん中、最近都合がつかなくて久しぶりに見ることができました。咲き始めたばかりで数は少なかったけれど、大満足でした。

ハナシノブ(南阿蘇ビジター20210523)No8_R
花言葉「お待ちしています」「愛を待っています」「ここに来て」

高森湧水トンネル20210523No1_R
高森湧水トンネル公園

高森湧水トンネル20210523No4_R
旧国鉄高森線と高千穂線を結ぶ工事が昭和48年12月から着手されたのですが、昭和50年2月、突然トンネル工事で大量の出水に見舞われ、その後も度重なる出水事故が発生したため中断となり、その結果、今は高森町の貴重な水源地となったそうです。
塞翁が馬を地で行くストーリーです。

高森湧水トンネル20210523No5_R
トンネル内は、数々のイルミネーションで飾られています。

高森湧水トンネル20210523No6_R
トンネルの長さは2055mで、湧水量は毎分32トンだそうです。

高森湧水トンネル20210523No8_R
いろいろなイベントに合わせて、地元の小中学校の生徒が作成した作品が展示されています。

高森湧水トンネル20210523No12_R
トンネル内はとても涼しく気持ちのいい空間でした。

高森湧水トンネル20210523No14_R
岩盤から滝のように流れる水源
すごい勢いで、水が噴き出しています。これじゃ工事も中断せざるを得なかったでしょうね。

上色見熊野座神社御朱印1_R
上色見熊野座神社 御朱印
高森町観光交流センターで頂けます。今日は御朱印ゲットのみです。

上色見熊野座神社御朱印2_R
穿戸磐 御朱印
ギンバイソウの時期に再来し、詣出ようと思います。

シライトソウ(阿蘇20210523)No3_R
シライトソウ 阿蘇の草原に咲きまくっていました。
花言葉「ゆっくりとした時間の流れ」

シライトソウ(阿蘇20210523)No4_R
シライトソウの花を嗅いでみると、ほんのりとバニラのような香りがします。
シライトソウから、こんなにいい香りがするなんて知らなかった。
クリビツギョウテン(昭和的驚いた時の表現法)初めて気が付きました。
是非、お試しあれ!
阿蘇界隈、鈴忍いとおかしの散策は楽しいものでした。



kattenihanakotoba at 08:28|PermalinkComments(0)

2019年05月30日

阿蘇 スズラン

スズラン やっと阿蘇の地で巡り合えた・・・ 感謝感激雨霰
今回の阿蘇山行は、ミヤマキリシマはもちろんのことだが、第一の目的は、スズランであった。
幼少のころ、北海道で見た切り、ご無沙汰のスズランである。スズランには、いろいろな思い出があるのだが、それは、後日ということで・・・

スズラン(阿蘇20190526)No9

本来であれば、北海道や本州中部以北の高原にしか咲かないと言われているスズランが、まさか、九州、阿蘇の地に、自生し咲いているとは、夢にも思っていなかった。
数年前より、阿蘇の波野に咲いているということを聞き及び、行こう行こうと思っていたのだが、5月は、キンラン、ギンラン、エビネ、クマガイソウ…etc. あちらこちらの山を駆け巡り、6月に入るとミヤマキリシマ詣りとなる。一息ついた頃には、スズランの季節は終わっていて、またこの次だなぁ・・・その翌年も同じようなもので、来年こそは・・・そして次の年も・・・といった具合で、いつもなおざりになっていたので、今年はカレンダーの5月に「5月末、スズラン」と大きく書き記しておいたのである。

スズラン(阿蘇20190526)No15

スズラン(鈴蘭) ユリ科 スズラン属 多年草 4~6月 
山地や高原に咲き、高さ10~18cm。葉は2枚根生し、裏面は粉白色を帯びる。花茎は20~35cmで、10個ほどの花を総状につける。花は芳香があり、白色、径約1cm程の広鐘形で6裂し反り返る。果実は液果で赤く熟す。

DSC_5857

阿蘇市波野のスズラン自生地は、いかにも阿蘇らしい高原の一角にある。

DSC_5863

ここの駐車場は、一風変わっていて、一本の大きな木を中心にして、内外円上に駐車できるようになっている。なかなか面白い造りだなぁと思った。

DSC07429

駐車場周辺には、ヤマボウシの花も咲いている。

目を凝らすと、斜面のいたるところに、白く小さく可愛らしいスズランの花が顔を出している。

スズラン(阿蘇20190526)No18

スズランの別名としては、花が葉の影に隠れることを控えめな美しさから、「君影草」、山間の谷地に咲く事が多い事から、「谷間の姫百合」といったものがあり、可愛らしく、清楚な美しさにふさわしい呼び名だなと思う。

スズラン(阿蘇20190526)No3

他の山野草と違い、葉よりも低い位置に花が咲くというのは、とても面白く奥ゆかしい咲き方である。「君影草」なんて、良い名前だなぁ・・・

スズランの花の咲き方は、大好きなバイカイカリソウに似ている気もするが、バイカイカリソウは、葉の上に突き出して咲いており、自己主張がスズランよりは強めである。スズランのほうが奥ゆかしい。

スズラン(阿蘇20190526)No11

地下茎の部分を乾燥させたものは「鈴蘭根」と呼ばれ、かつては利尿薬や強心剤として用いられていたそうだが、過剰に摂取すると心不全を起こすなど、強い毒性をも持つ事が知られるようになり、現在では利用されなくなっているとのことで、「綺麗な花には、棘がある」といいますが、「可愛い花には、毒がある」ということでしょうか?

スズラン(阿蘇20190526)No2

地下茎以外の部分にも毒性が有るとのことで、その扱いには十分な注意が必要とされている。可愛らしい見かけによらず、恐ろしい一面を持った花である。

DSC_5859

気持ちの良い、阿蘇の高原
斜面の途中に、なぜか三角点もあった。

DSC_5862

この高原には、カノコソウも咲いている。

DSC07424

シライトソウも咲いていたのには驚いた。

DSC07386

しかし、何度見ても、清楚でかわいらしい花だ。幼き日の思い出と重なり合って、心に染み入る花である。

スズラン(阿蘇20190526)No17

スズランの花言葉としては、「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」などがある。どれもこれもスズランの可愛らしさを的確に表現できていてしっくりとくる。

スズラン(阿蘇20190526)No14

時間にまだ余裕があったので、帰りに、小国の鍋ケ滝にも寄ってきた。

DSC_5886

久しぶりの鍋ケ滝だったが、駐車場も整えられており、小綺麗になったなぁ・・・と思っていたら、入場料を取るシステムになっていた。

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滝裏から見る風情も、いいもんだねぇ・・・

DSC_5879

観光客も多くなっており、維持費もかかるんだろうな



kattenihanakotoba at 07:00|PermalinkComments(0)