クマガイソウ
2020年05月26日
由布山麓 いきもの大競演
地味だけど、可憐だよね
賑やかな、いきもの大競演、生憎の天気でしたが、いろいろなことを回想しながらの楽しい由布山麓の森でした。
2019年05月14日
へべ山 クマガイソウ etc.
二週連続の由布岳山麓となった。本来であれば、来週ぐらいがいいのではないかと思ったが、来週は、所用があり、丸一日つぶれ、昼間っから酔っ払い状態であろうから、今週しかない。
ということで、因縁の「ヘべ山」登頂を果たし、時期は早いが、クマガイソウ観賞としよう。
由布岳東登山口から入山する
いつ来ても気持ちの良い登山道だ。
モミジガサの森は、独特の雰囲気がある。
日向岳分岐までは、ウォーミングアップ的な山行である。といっても、今日は、ヘべ山までなので、ここまでの行程が、体力的に7割ぐらいかな?
3年ほど前、ヘべ山の存在を知り、面白そうな名前の山だなと思って挑んだのだが、、残念なことにその時は登頂できなかった。準備も不十分で、行き当たりばったりで、何とかなるさぐらいの感じだったのである。
森の警護員に挨拶し、心引き締めて、奥深い由布岳山麓の森へ突入である
日向岳分岐から、塚原登山道へのトラーバス道の途中に、ヘべ山はあるのだが、この登山道は、赤テープもほとんどなく、道に迷ってしまい、3年前は、へべ山には、登頂できなかったのである。
赤テープを見失い、きょろきょろと探していると、7、8人ぐらいの団体さんが、降りてきたので、この道に間違いないということで、団体さんが来た方向に進んだのだが、これが仇となり、一層泥沼に入り込んでしまった。
由布岳の森は、どこを見ても同じような環境で、踏み跡も弱く、迷いやすい。しかし、下に降りれば、林道が走っているし、南方向にトラバースすれば、由布岳登山道にぶち当たるだろうから、さほど心配はしなかったのであるが、正直、心が折れた。
一休みしようということで、腰かけて、おにぎりでも食べようとした時、ふと背後に視線を感じ、振り返ると、クマガイソウがこちらを心配そうに見ていたのである。
由布岳のクマガイソウは、噂には聞いていたが、山奥のどこかにあるのだろうから、自分には、関係のないことで、お目にかかることもないと思っていたので、思いがけないサプライズに感謝した。不幸中の幸いというのは、こういうことを言うのかな?
あの団体さんは、クマガイソウ散策の団体だったのだ。
ラッキーと思いながら、南へトラバースしながら、下山してきたのだが、さらにラッキーなことに、サルメンエビネにも出くわすことができた。不幸中の幸いの幸いということで、満足して下山したのだが、本来の目的であった、ヘべ山には登頂できなかった。
本日はその時のリベンジである。
国土地理院の地図を読み込み、前回の道迷い箇所を同定して、準備万端整えて、ヘべ山に挑んだ。
この時期、登山道脇には、ヒトリシズカが我が物顔で咲いている。
ツルキンバイ
ワチガイソウ
スミレ
マルバコンロンソウ
キランソウ(地獄の釜の蓋)
エビネ
足元に咲く、山野草を愛でつつ、薄い踏み跡の登山道だから、道迷いもある意味必然だったかもしれない
ヘべ山への分岐近くは、庭園的な感じで、苔むした岩がたくさんあり、ヤマシャクヤクの花が咲いていた。
前回、このヤマシャクヤクに気を取られてしまったのも敗因の一つだったようだ。
時期的には、終盤であったが、まだまだきれいなヤマシャクヤクを見ることができた。
へべ山 山頂へは、あっけないほど、無難に到着した。
普通に準備さえしておけば、問題なかったのであろう。山をなめてはいけないなという、よい教訓になった。
へべ山、山頂先に展望の良い開けた場所があり、鶴見岳、由布岳の姿を窺うことができた。
白くてモジャモジャした花を沢山付けた木があった。
自宅に帰って調べてみると、この白いモジャモジャした花は、アオダモという木の花らしい。アオダモは、堅く、バットやラケットなどに使用されているようです
また、黄色くてミツマタみたいな感じの花をつけた木もありました。
これはクロモジだと思います。
念願のへべ山登頂を果した後は、クマガイソウ、サルメンエビネを求めて、以前の記憶を頼りに、由布岳山中を彷徨い、徘徊しましょう。
時期的にちょっと早いかなとも思いましたが、クマガイソウは、しっかりと咲いていました。
ドヌーピィにも似たおとぼけ顔は、愛嬌がある。
厳つい感じに見えるけど、思ったよりも小さな花で、可愛らしいのですよ。
サルメンエビネにも再会できました。
確かに、猿面といえばその通りなんですが・・・
頭に飾り物、腰蓑をつけて、フラダンスでも踊っている子供のようにも見えるのですが、私だけかな?
今回は、すべてのミッション成功ということで、満足!満足!!である。
下山中には、ゴジラにも遭遇しました。
楽しい山行でした。