2019年10月
2019年10月29日
キッコウハグマの小径 四王寺山
キッコウハグマの小径 四王寺山 2019.10.27
今日も昼過ぎまでお仕事…
昼過ぎ、悠久の森からの入山となりました。
すぐに紅白のキツネノマゴ
可愛らしいコンビです。
嫌われ者のセイタカアワダチソウですが、これはこれで、秋を彩っています。
ミゾソバもまだ健在
葉の縁に若干の鋸歯があるから、ヨメナ?…かな?
鮎返りの滝
20番札所 三宝荒神 凛々しいお顔
私の好きな四王寺山石仏ランキングで、上位を占める石仏の一つです。
紅葉とまではいきませんが…
少しずつ、秋の様相 (冬…かな?)
チヂミザサの花? これからの季節、厄介な引っ付き草です。
なかなか取れないんだよな、この針みたいなやつがいつまでも残って…
ヤマハッカ
これもヤマハッカ?ちょっと開いた感じなのかな?
タカクマヒキオコシじゃないような感じだけど…??
ヒヨドリバナもまだ元気に咲いています。
小石垣の周りも秋色に…
徐々にではありますが、秋色に…
柿の実も…
さあ、キッコウハグマの小径に突入です。
キッコウハグマの小径なんて、四王寺山にはありませんが、私が初めてキッコウハグマを見たのがこの場所だったので、勝手に名付けました。
四王寺山では、いたるところでキッコウハグマを見ることができますが…
ここのキッコウハグマは、裏切りません。毎年、何らかの花をつけてくれます。
目の吊り上がった、ライオン風のキッコウハグマ
カニのような花
4個の小花からなる頭花を持ったキッコウハグマ…
2個は結構見かけるけれど、4個は初めて見ました。
キッコウハグマ、結構咲いていました。
アリさんもキッコウハグマは、大好きなようです。
満足! 満足!!
オケラは、さすがに終わったようですが、
四王寺山も色づき始め
秋色にまっしぐらかな?
2019年10月26日
ヤツガシラ 豊作!! 黒髪山
黒髪山の紅葉はまだ先のようですが、ヤツガシラは、豊作のようですよ。
貧乏暇なし、寸暇を惜しんでの花散策ということで、本日は、山頂を踏みませんでした。
膝の調子も今一つ… 年取るというのは、こういうことなのだなぁ…とつくづく思わされます。
乳待坊からのアプローチ
途中の石仏に、膝の回復を祈って手を合わせます。
見返り峠までは、膝の調子もまずまず
さあ、ヤツガシラの咲く岩場へ
すぐにポツンと青空と山をバックに咲いているヤツガシラを発見
なかなか奇麗な状態の花
白っぽい、でっかいのもありました
この岩場からの景色も絶景
ブゼンノギク
独特な形のクルリンパ状態
ヤマラッキョウも咲いています。
小さくて可愛らしいヤツガシラちゃん
蕾の状態のものもあります
今年のヤツガシラは豊作
沢山咲いていました。
アップも可愛いよ 花の中に星印
さあ、次の岩場へ…
ここからの景色も大好きです。
ここは、ヤマラッキョウ
ブゼンノギクが花盛りです。
そしていつも楽しみなのが、季節外れのイブキジャコウソウ
指先でポンポンと軽くたたいてやると、とてもいい香りがします。
視覚と嗅覚を楽しませてくれる花です。
下りにかかると案の定、膝が痛み出します。林床にひっそりと咲いているツワブキに励まされながら降りてきました。
夕暮れまで、まだ時間があるので、膝の回復祈願! 太鼓岩不動尊にお詣りをすることにしました。久しぶりの太鼓岩不動尊… こんなに長い林道だったかなと途中不安になるくらいでした。
黒髪山太鼓岩不動寺
本尊は、不動明王と弘法大師です。
本堂横の道を上がっていきます。道の脇には、沢山の石仏が並んでいます。
上り詰めるとすっくと不動明王が聳え立っています。
太鼓岩不動尊からの景色も絶景です。
不動明王は、なかなかの顔つきです。
シッカリと手を合わせて、膝回復祈願、拝みました。
駐車地付近をちょっと探索すると、キッコウハグマが咲いていました。
アキノキリンソウ
センブリは、お眠の準備中でした。
ビックリしたのは、キランソウが咲いていたことです。
別名、地獄の釜の蓋… さすがに、太鼓岩不動尊!!
何といっても今日一番の元気者は、ツワブキのようです。
林道の両脇に咲きまくりでした。
2019年10月23日
知らんかった 溢れるホソバ 猪見岳
数年前より、元自衛官の息子として、非常に気になる山が有りました。嬉野市と東彼杵町の間に位置する、大野原演習場の中にある、猪見岳です。
北海道にいた子供の頃、家族向けのサービスで、年に数回、自衛隊の演習場に、ワラビやフキ等の山菜取りに連れて行ってもらったという楽しい思い出があり、九州の演習場はどのような感じなのかとても興味がありました。
由布岳近辺の日出生台演習場は、遠目に見ることはできますが、中に入ることはできないようです。大野原演習場は、演習が無い時は、一部入ることができるということを聞いていたので、機会があればいつかは・・・と思っていたのです。一昨日の大船山の疲労が残っているので、軽く整理体操を兼ねて、猪見岳へと向かうことにしました。
駐車スペースのある、カーブミラーが登山口の目印です。
演習場立ち入り禁止の看板がありますが、演習が無い時は猪見岳に登れるようです。看板だけ見ると、ちょっと足が止まりますよね。演習時は、山頂に赤い旗がたなびいているということでしたので、旗がありませんようにと祈りながらの入山です。
すぐにアキノキリンソウが、出迎えてくれました。
この林の中は、美味しそうなフユイチゴで一面埋め尽くされています。もう、フユイチゴが実をつける季節になったのだなぁ…いつかは食してみたいと思いながらまだ口にしたことはありません。ちょっと勇気がいるんだよな…
林を抜けると、猪見岳が目の前に現れます。
頂上には、赤い旗がないようです。ラッキー!!ここまで来て手ぶらで帰らずに済んだ。
ゆっくり歩きだすと、オミナエシ
サワヒヨドリ
ヤマジノギク? ノコンギク??
アザミ(何アザミかは不明) アザミとキク関係は、ようとわかりまっしぇ-ん!
陽に当たって立派な、アキノキリンソウ
秋の草原を飾る花々かぁ… センブリなんかは見当たら無いようだなぁ… なんて思いながら歩いていると・・・
何やら白い斑点模様が目に入ってきました。
こ、こ、これは、ホソバノヤマハハコ!!
知らんかった… こんなに沢山のホソバノヤマハハコ群生は見たことがない
あちらこちらに溢れんばかりに咲くまくっている
つたない私の知る限り、ここのホソバノヤマハハコが一番すごい!!
全く知らんかった、やっぱり自衛隊の演習場は最高です。
演習場の楽しさを教えてくれた、亡き父に感謝!!
楽しい ホソバノヤマハハコ ロードを経て、山頂へ
山頂からは、遮るものの無い360度の展望
大村湾も眼下に見下ろせます
気分最高!!
三角点を確認
山頂付近にも、アキノキリンソウ
リンドウが咲きまくり
奇麗なリンドウ
鈴なりのリンドウ
ちょっとお口を拝見すると、リンドウにも宇宙があった。
亡き父からの予期せぬ贈り物、ホソバノヤマハハコに最後のご挨拶
龍頭泉に立ち寄り
龍頭泉の秋はまだかな?
嬉野温泉シーボルトの湯で汗を流し帰宅しました。
ジュウガツザクラのお見送りでした。
2019年10月21日
紅葉 最高! 大船山!!
九重 大船山の紅葉は、最高に綺麗でした。
今年は天候不順ということで、あまり紅葉は期待できないのではないか…という話もありましたが、久しぶりに、大船山の紅葉を鑑賞しに行ってきました。
4年ぶりかな…? 天気が良く、体調もいい、10月中旬から下旬にかけての、晴天の休日というのはなかなか無いもので、4年ぶりとなったのでした。
九重連山の中でも、大船山はアプローチが長く、年を取ると、体力的に非常にきつい山です。膝の調子は今一つでしたが、天気が良さそうなので、思い切って決行したという感じです。
どの登山口から登ろうかと思案しましたが、この時期、花も楽しむならば、牧場歩きが長くはなりますが、岳麓寺登山口としました。
駐車場の混雑は覚悟していましたので、午前5時過ぎには駐車場に着くようにして、午前5時30分には、出発しました。日の出は、6時20分くらいだったので、真っ暗な中、登山開始です。
膝の調子も今一つで、体力的に難がありましたので、花には目もくれず、まずは山頂へ!GO!! というつもりでしたが…
途中誘惑に負けて、ヘッドライトの中、ウメバチソウだけ…
昼間見る顔とはちょっと違う気がする、ちょっと妖艶かな?
夜が明けだすと、ススキと朝霧の風景が現れます。若干曇りがちだったので、キラキラと輝くススキとは成りませんでしたが、これはこれで綺麗でした。
夜が明けだすと、ヤマラッキョウも姿を現し出してきます。
息絶え絶えのマツムシソウに、ご苦労様…と声をかけて森に突入します。
柳ヶ水分岐、まだまだ紅葉らしきものはありません。
入山公廟分岐あたりから、少しずつ色付いてきますが、何だか腑に落ちない…
入山公廟の周りに、紅葉はほとんど見受けられませんでした。
鳥居窪から見た大船山も、今一つパッとしない感じです。
今年は天候不順のせいなのでしょうか? 紅葉する前に枯れてしまい縮れた葉は、この前の台風によって吹き飛ばされ、紅葉らしい紅葉はみられませんでした。
地面に散った落ち葉が、秋らしさを若干醸し出してはくれましたが…
ちょっと縮れすぎ、今日は無理かな… という考えが頭をよぎりました。
そんなことはないと心を強くし先に進みます。
朝駆けをして下山途中の人に会いましたが、「そうねぇ… 65%くらいかな…?」とのこと…
心が砕けてきましたが、登るにつれて、結構いい感じに染まった山肌が見えてきました。
案外いけるんじゃないのかな?
足元では、フクオウソウが、俺たちのことも忘れるなよ… という感じで咲いていたので、忘れていませんよと、両手を合わせ、紅葉祈願
頂上が近づいてくると、期待の持てる色付き具合
久しぶりの大船山、クタクタ…ヘロヘロ…でやっと登頂
紅葉はというと、最高の色付き具合
どこが 65%なんだ? 真赤っかじゃないからかなぁ…?
どうして 65%なんだ? ちょっと緑が混じっているから…?
100%以上の色付き具合、最高の紅葉です。
真赤っかよりも、いろいろな色が混じったこれぐらいの紅葉が好きです。
北大船方面も、GOOD!!
じっくりとご覧ください。 100% ですよね!!
御池に降りてみるとこれがまたすごい
風もないので、水面に鏡のごとく映り込んでいる
同じような写真ですが、もう少しのお付き合いお願いします。
後ろ髪をひかれながらも、きりがないのでこの辺でお暇します。
帰り道は、花散策!!…と思っていたのですが、さすがに疲れ果ててしまい、ほどほどの花散策となりました。
鳥居窪に咲いていたアキノキリンソウだと思うのですが、咲き方がちょっと違う?
まとまって咲くのではなく、独立心の強いアキノキリンソウでした。
朝は顔も出さず、咲いていないのかな?とも思いましたが、遅い出勤
リンドウも花開いていました。
4年前には見かけたんだが… 残念ながら、トリカブトは花後でした。
この時期、大船の花といえば、文句なく
ウメバチソウです。
牧場道の両側に嫌というほど咲いています。
膝がガクガクして、ピントを合わせるのに苦労しましたが
綺麗なウメバチソウに出会えました。
神様の造形はすごすぎる・・・
2019年10月19日
三光コスモス園 ちょっと寄り道
三光コスモス園 ちょっと寄り道 2019.10.14
三光コスモス園は、三光地域の集落営農組合11団体で組織する「日本一のコスモス園をつくらんかい・エーノーグループ・下田口営農組合」が、豊かで潤いのある農業集落づくりを目指して、広大な転作田を利用した造ったそうです。
八面山の裾野に広がる見渡す限りコスモスだらけのコスモス園です。
昨年、東九州道を通っていた際に、不意に眼下に広がるコスモスの景色に気がついたのが三光コスモス園を知るきっかけでした。
約16万平方メートルの水田に、約2800万本のコスモスが咲き誇るのですから、圧巻そのものです。
いろいろな色のコスモスが咲き乱れています。
一面に広がるコスモス畑では、コスモスの花の色を使ってキャラクターや模様を描くコスモスアートもあります。
私が見たことのあるコスモス園の類では、間違いなく一番です。
2019年の山光コスモス祭りは、10月13日(日)~10月27日(日)だそうです。
まだまだ間に合いますよ
是非、ご鑑賞あれ!!
ちょっと寄り道は、近くの溜池です。平尾台にイヌセンブリが咲くらしいのですが、残念なことに私は遭遇したことがありません。いつかは出会えるだろうと思っているのですが、今日も空振り…ということでちょっと寄り道だったのですが…
溜池に着くや否や、脳内にピンクレディーの透明人間が炸裂しました。
ショックーー! ショック!!
(今時誰も知らないかな…?)
溜池の周りは、綺麗に整理され、いつも咲いている辺りもバッサリとやられていました。
不思議なもので、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウは難を免れたようです。
やられているというのは失礼ですね… 一生懸命に手入れしていただいているのだから… でも、ただの雑草なんだろうな…
「隣の田んぼの畔は、手入れもしていないのに…なんだよ…」とブツブツ独り言を言いながら車に帰ろうとした瞬間、またもや、脳内にピンクレディーの透明人間が炸裂! (今度はいい意味で…)
ショックーー! ショック!!
手入れのされていない畦には、私の大好きなアゼムシロが群生していました。
まさしく名前の由来、畦の筵状態です。
円盤に乗った、鳥姿の宇宙人の来襲といった感じでした。
その脇には、ヘラオモダカ、結構美しい花です。
ちょっと心が落ち着き、気も晴れました。
しょうがないなぁ… 来年に期待しましょう。