2019年01月

2019年01月31日

オクレ (山野の妖精シリーズ) ちょこっと 綾部神社

オクレ (山野の妖精シリーズ)

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ちょうだい   ちょうだい
なんか  ちょうだい !

なんか ちょうだいよ !
なんでもいいから、なんかおくれ!!

お願いだから・・・

両手を前に突き出し、手のひらを目一杯広げて、
おねだりしている、可愛らしい、ピンク色の服を着た、おねだり妖精
カンガルーの顔よう・・・でもあり・・・

妖精 「オクレ」 の正体は、 ホトケノザ です。

私の好みなのかもしれませんが、ホトケノザは、いろいろな妖精に変身します。
何故だか知らないけれど、ホトケノザが大好きなんですよね。
珍しい花でもなく、どこにでも咲いている、ごく普通の花なんだけど、可愛らしいピンクの服を着た姿が愛おしいのです。

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先日の雪で、雪割ホトケノザとなっていました。あまり雪割感が出てないかな・・・?
雪割は、どんな花でも、寒さに耐えて、健気な姿に見せてくれます。

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いつもの綾部神社です。

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いつもの子宝祈願、子孫繁栄・・・ 大好きな神様、造形物です。
人類繁栄を祈念して、必ず写真に収めてしまいます。

今まで気にしたことはなかったのですが、綾部神社の狛犬は、結構、愛嬌のある顔で、可愛らしかった。ちょっとおとぼけの 「阿」 と ちょっと強面の 「吽」 です。

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阿 (ア)

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 (ウン)

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最後のおまけに、雪割オオイヌノフグリ
俗にいう、「金冷法」・・・かな・・・?





kattenihanakotoba at 07:36|Permalink山野の妖精 | ホトケノザ

2019年01月30日

セリバオウレン (四王寺山 雪割)

セリバオウレン (芹葉黄連) キンポウゲ科 オウレン属 3~4月

いよいよ大好きな花、セリバオウレンの季節到来である。今期の冬は、暖冬のせいか、昨年の12月には、四王寺山ですでに開花していた。1月末の現在では、結構な数のセリバオウレンが咲いていた。
本来なら、2月末ぐらいからなのだが、一か月ほど前倒しの模様です。
異常気象なのか、うれしいような、悲しいような・・・  複雑な感じ・・・

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(雪割セリバオウレン 四王寺山にて)
先日の四王寺山での、雪割セリバオウレンは見事で、感動の極みであった。
なかなか、雪割状態にはお目にかかれない、しかもきれいに咲いていた

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(2018年、天拝山歴史自然公園にて)

勝手に花言葉  「清廉な揺れる乙女心」

オウレンの変種で、葉は、2回3出複葉で、小葉がセリの葉のように切れ込んでいる。花の直径は、1㎝程であり、萼片は5~7個、花弁は8~10個である。雄しべが多数の雄花、雄しべ多数、雌しべ10個程度の両性花、ごく希に雌花がある。私は、残念ながら、雌花は見たことが無い。オウレンというのは、黄色い根という意味だそうだ。ベルベリン(アルカロイド)などを含んでおり、消炎、止血、精神不安などの要薬だそうで、黄連解毒湯、半夏瀉心湯など多くの漢方処方に配合されるほか、胃腸薬、止瀉薬の原料として幅広く用いるようです。

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私が、山野草に芽生えたのは、この花がきっかけである。登山を始めたのは、45歳過ぎてからであった。大学の先輩から誘われて始めた。はじめは付き合いのつもりだったのだが、これにまんまとハマってしまった。
まだ体力のあるうちは、とにかくいろいろな山を登ってみたくて、ピークハントに徹していた。早朝、夜明けと共に登り、日が暮れるまで、一日中あっちこっちの山々を登っていた。一日に、3,4座ぐらい踏破することもまれではなかった。とにかく元気だったのである。
しかし、50を過ぎて、しかもその半ばを過ぎると、体力も落ちてきて、大体有名どころの近場の山々も登りつくし、登山の面白みもやや欠けてきた頃、ふっと傍らを見ると白くて、小さくて、可憐な花が目に入った。初めは、何という花なのか名前さえわからなかったが、帰宅後一生懸命調べてみると、セリバオウレンだった。

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本来、九州には、自生していない花だそうだが、薬用として、昔、山伏などが、本州より、移植し、根付いたものではないかと思われる。自分がよく見に行く自生地は、四王寺山と英彦山である。まさに山伏信仰と関係していることをうかがわせる。よく探せば、宝満山、福知山、求菩提山等々の山伏や山岳信仰と関係ある場所には、存在しているのかもしれない。天拝山歴史自然公園にも咲いており、手軽に鑑賞するならここである。

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セリバオウレンは、非常に小さくて可憐で、白あるいは薄いピンク色の清楚な花です。可憐に風に揺れ、弱々しく映る姿は、思わず守ってあげたいという気持ちを起こさせます。


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オウレンの花言葉は、変身、揺れる心。
セリの花言葉は、貧しくても高潔、清廉で高潔、清廉潔白。

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セリのような葉を持つセリバオウレンの花言葉は、
清廉な揺れる乙女心」 なんてどうでしょうか。

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初めての出会いは、四王寺山でした。 ふっと見ると傍らに咲いていたのですが、四王寺山に咲いているセリバオウレンは、通常の登山道で、ふっと目に付くようなところに咲いていません。 なぜ、ふっと傍らに咲いていたかというと・・・ 俗にいう 「○○摘み」 摘み終わった後、登山道に復帰する際に、斜面を登っていく途中、傍らにふっと咲いていたのでした。     失礼しました・・・
当時、下の田んぼまで続く、獣道のような物があっただけでしたが、最近では、訪れる人も増えてきたせいか、しっかりとした踏み後になっています。
また、可憐なセリバオウレンを気遣ってか、この2,3年ぐらいでしょうかロープ等で囲まれ、保護されています。
非常に小さくて可憐な花なので、守ってあげたい気持ちは理解できるのですが、本来この地に生息していない花で、言葉を換えれば、四王寺山にとっては外来種のような花といっても過言ではないのかなとも思います。
他の植物を凌駕するほどの繁殖力はないようなのでいいのかもしれませんが、外来種を保護するというのも悩ましいところです。
自然保護、環境保護というのは、悩ましく、難しいものですね・・・

 



kattenihanakotoba at 08:22|Permalink勝手に花言葉 | セリバオウレン

2019年01月29日

大宰府 梅が見ごろに

大宰府の梅が見ごろに・・・  いらっしゃーい!!

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大宰府は、節分モードにに突入していました

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大宰府の梅が見ごろになりました

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飛梅は、ちょうどいい具合に咲き誇っています。

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まだまだ、満開ではないけれど

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桜とは違って

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満開ではなく

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4、5分咲きぐらいがいい感じ

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ロウバイの花もきれいに咲いています

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年取ると、桜より、梅のほうが心に沁みるのだが…

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私だけかな・・・

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kattenihanakotoba at 08:25|Permalink大宰府 | 

2019年01月28日

雪景色 四王寺山 雪割・・・

雪景色 四王寺山 雪割・・・

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昨日は、地震に、雪、宴会と多忙な日であった。
雪の翌日の晴天となれば、いつもであれば、九重か英彦山なのだが…
今年は、今一つ気分が乗らず、タイヤはノーマルのままである。
少しでも雪景色を見ようとFamiliar Mountainsの一つである四王寺山へ出かけた。

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百間石垣に駐車し、悠久の森へと向かう。

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あまり期待していなかったが、低山といえどもやはり山は山である。
結構な雪景色を楽しむことができた。 鮎帰りの滝へと向かうことにする。

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サザンカも雪に埋もれて寒そうな佇まい

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鮎帰りの滝も寒そう

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鮎帰りの滝の傍らにある20番札所の三宝荒神の頭の上にも雪が残っていました

三宝荒神は、仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離する佛神であり、仏法ならびに伽藍の守護神のことである。 私の守護神である、千手観音に次いで好きな三宝荒神。 他の神様と比べても眼力が違う。 不動明王にも近いものを感じる。 ちょっと怖いかな・・・

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他の仏様も寒々として・・・

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雪道は続く。

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積雪期の四王寺山は初めてだったので、この冬景色に感動!

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小石垣も雪の中

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大好きなセリバオウレンは、昨年の12月には咲いていたので、ひょっとして・・・
17番石仏に手を合わせ・・・

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見事な雪割セリバオウレン

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ここまできれいな雪割のセリバオウレンは初めてである。

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暫し、感動!!

しかし、雪は溶け出し、上から降ってくる多量の雪解け水で、体がびっしょり濡れてしまった。 天気が良かったので合羽は持ってこなかった。 雪なら払えばいいと思っていたが、冷たい雪解け水が、体力の衰えた中年の身体に凍みてくる。 インフルエンザも流行りだしたということとで、今日は退散することにする。

大宰府にでも寄って、梅でも観賞しよう
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kattenihanakotoba at 08:29|Permalink四王寺山 | セリバオウレン

2019年01月23日

ツルオン (山野の妖精シリーズ)

妖精  ツルオン
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おじいさん  見てしまいましたね・・・
あんなに見ないでって言ったのに・・・

私って、意外に・・・
綺麗でしょ!

鶴の恩返しさながらの美しい姿
神様の造形とはすばらしいものです
どう見ても、鳥、、鶴の様にしか見ません

妖精「ツルオン」の正体は、「ミゾカクシ」です。

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またの名を「アゼムシロ」とも言います。

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ミゾカクシ(溝隠) キキョウ科 ミゾカクシ属 多年草 6~10月
日本全土の田の湿り気のあるところに生える。高さ10〜15cm。茎は細く、地を這って長く伸び、節から根を出して増える。葉は長さ1〜2cm、幅2〜4mmの披針形で左右2列にをまばらに互生する。葉腋から長い花柄をのばし、淡紅紫色を帯びた花を1個つける。花が終わると花柄は下を向く。花冠は長さ約1cmでほぼ同じ大きさに5裂する。花冠の裂片は、横向きに2個、下向きに3個と片寄ってつく。雄しべは葯が合着して花柱を取り囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える。雄しべが花粉をだしてから、雌しべの柱頭が顔をだす。別名アゼムシロ。

蛇の鎌首というよりも、鳥のほうが似つかわしいと思います。
昔は田んぼの畔に沢山咲いていたようです。
今は探すのに苦労しますがねぇ・・・

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ラドン のようでもあり・・・
ラドン 知らないかな・・・?




kattenihanakotoba at 08:24|Permalink山野の妖精