2018年11月
2018年11月30日
ハマヒサカキ
サカキ科 サカキ属 11月~12月
勝手に花言葉 「近寄りがたき神」「神を尊ぶ」
海岸に生える。高さ4〜6mになる。海岸の風衝地では匍匐していることが多い。樹皮は淡灰褐色でなめらかで、浅い縦じわがある。葉は互生し、側枝では2列に並ぶ。葉身は長さ2〜4cm、幅1〜1.7cmで倒卵形であり、先はまるいかややへこみ、基部はくさび形。縁には浅い鋸歯があり、裏面に少し巻き込む。やや厚い革質で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。両面とも無毛。葉柄は長さ約1mm。雌雄別株。葉腋に淡黄緑色の花が1〜4個束生する。花は直径2〜6mmの鐘形で、下向きに開き、強い臭気がある。雌花は雄花より小さい。花弁は5個。雄花には雄しべが10〜15個あるが、雌花では退化している。雌しべは1個。雄花では退化する。雌しべの花柱は3裂する。萼片は5個。花柄は長さ2〜3mmである。
花自体は、小さな白い花であり、形はスズランのような鐘形で、とても可愛いらしく私好みのだが、とにかく臭い。思わず吸い込んでしまうと、吐き気を催してしまうぐらいに臭い。写真で見るだけにしておいたほうがよさそうな花である。
長崎市の眼鏡橋付近には、大量に植えられている。散策時に眩暈がするくらいに漂う匂いに、閉口してしまうのは、私だけであろうか?長崎市の住人は平気なのだろうかと心配してしまうほどである。昔より異国の人々が往来していたせいで、清めのために植えたのだろうか。
ハマヒサカキの花言葉は、「神を尊ぶ」ということですが、臭気のため近寄りがたいので、勝手に花言葉としては、「近寄りがたき神」「神を尊ぶ」としたい。
2018年11月29日
2018年11月28日
シマカンギク
シマカンギク(島寒菊) キク科 キク属 10~12月
勝手に花言葉 「あなたを信じます」
山麓の日当たりのよいところに生えるとされるが、海岸沿いや、川の土手等、いろいろなところに咲いています。地下茎は横にのび、先端に新苗をつくり、茎の下部は倒れ、上部は立ち上がる。葉は5中裂で、裏面には丁字状毛があり、淡緑色。頭花は黄色で直径約2.5cmほどである。総苞は4列に並び、外片は長楕円形~卵形。別名として、アブラギク、ハマカンギクとも言われています。
シマカンギクの頭状花の部分は、乾燥させて、生薬として利用するようです。解熱、解毒、鎮痛、消炎薬として、感冒、発熱、悪寒、頭痛、目赤腫痛、視力の改善、目の充血、視力の低下、化膿性の炎症などに用いられるそうで、こんなに薬効があるなんて驚きです。
キク関係の分類というか区別はよくわからない。似たような花だし、葉の形や分かれ方、毛の具合等々で、種類が異なる。私としては、チンプンカンプン、さっぱりですが、キクの花は大好きです。しかし、秋によく行われる、観賞用のキク祭りなんかに出展されているようなキクではなく、野に咲くキクのほうが、はるかに美しく好きです。
寒い時期でも咲いているので、カンギクなのでしょう。花の少なくなった時期に心暖かく成る黄色い花は、うれしいものです。
シマカンギクの花言葉は、「あなたを信じます」ということです。勝手に花言葉としてもこのまま「あなたを信じます」で構わないでしょう。
2018年11月26日
キイレツチトリモチ
キイレツチトリモチ(喜入土鳥黐)
ツチトリモチ科 ツチトリモチ属 11~12月
勝手に花言葉 「間違えないで」「お茶目さん」
高さ3~12cmで、ひとつの花穂に雄花と雌花がつく、雌雄同株である。花穂は黄白色の粒に覆われ、長さ2~5cmである。表面にまだらに雄花がつき、雄花は粒々の間に隠れている。トベラが主な宿主で、その根に寄生し、秋末に地上に花を現し種子を作る。光合成するための葉緑体を持たない、寄生植物である。
一見するとキノコかと思わせるような姿であり、その周りにカビか何かが粉を噴いた様にみえるが、これが雄花で、三枚の花弁でできていて、結構可愛らしい、決してカビではない。
初めて見たのは、長崎の伊王島であった。どこが花なのか、絶対キノコだよと首をかしげてしまうが、よくよく見ると結構お茶目な姿で、小さな白い花も可愛らしくて、愛嬌がある。
勝手に花言葉としては、花なのにキノコのような風貌、可愛らしさを考慮して、「間違えないで」「お茶目さん」としたい。
ちょっと早いかなとも思いましたが、25日(日)に伊王島に見に行きました。今年は気温が高くまだ出ていないということでした。寒くなると一気に出てくるそうなので、再来週ぐらいが見頃ではないだろうかと思います。せっかく伊王島くんだりまで出かけたのに全くがっかり、残念な結果となりました。
気配すら感じなかった… 残念…